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桐山 幸治*; 塩飽 秀啓
JAERI-Tech 2005-044, 16 Pages, 2005/08
原研アンジュレータービームラインBL11XUの輸送部配管に接続されている真空排気ユニットの振動対策を行った。排気ユニットはターボ分子ポンプとスクロールポンプから構成されており、これらを運転させることで必然的に生じる振動が何らかの経路で分光器に伝わってしまうと、分光結晶の平行度が崩れて出射光の安定に影響を及ぼす可能性がある。そのため、排気ユニットの振動対策はビームラインの安定運転のために必要である。特に大きな振動を生じるスクロールポンプの振動をオフラインでさまざまな測定条件で測定した結果、スクロールポンプの振動を抑えるには、(1)スクロールポンプに制振装置を取り付ける,(2)排気ユニットの架台にスクロールポンプを置かず、床に置く,(3)フレキシブルチューブとスクロールポンプを床に固定するとよいことがわかった。これらの排気ユニットの振動対策を行った結果、分光結晶ホルダーにセットされた振動計の測定では、排気ユニットから分光器へ伝播していたスクロールポンプの振幅は従来の約5分の1に減少した。今回BL11XUで施した手法は、排気ユニットを導入している他ビームラインのスクロールポンプの制振対策としても十分有効な手段であろう。
仁平 猛*; 岩田 忠夫*; 岩瀬 彰宏
JAERI-Research 2001-045, 33 Pages, 2001/11
KomatsuとNagamiyaによって提案された黒鉛の格子振動の半連続体モデルは、格子振動の分散関係を解析的に表すことに成功した唯一のもので、分散関係の表式には層面間距離弾性定数C,C,C,C,C及びがパラメータとして含まれている。ここで、は層面の曲げの弾性定数,は密度である。われわれは、これらのパラメータを温度の関数として取り扱うことにより、この半連続体モデルを改良する。以外のパラメータには既知の実験データ及びそれらから導いた関係を用いる。は、改良した半連続体モデルによる比熱の計算値を実験値に一致させることにより、温度の関数として求める。改良した半連続体モデルは、360K以下の広い温度範囲にわたって比熱の実験値をよく説明し、その温度範囲で熱伝導などの解析に用いることができる。は温度上昇とともに著しく減少するが、これはout-of-planeモード振動のsofteningが起こることを示す。比熱の実験曲線の温度による2階微分は格子振動の振動数分布についての情報を与える。低温比熱の解析から、Cの室温の値は0.41510dyn/cmであると確定される。
大和田 謙
At. Spectrosc., 44(5), p.844 - 848, 1990/00
理想化された結晶構造モデルを仮定して、セシウム六フッ化ウラン(CsUF)の光学活性振動の解析を行った。解析結果に基づいて、これまでに報告されたすべての光学活性振動を分子内振動(UF)並びに光学活性格子振動(UFに対するCsの運動)に帰属することができた。また、改良原子価力場を用いて、U-FおよびCs-F結合に関する力の定数を得ることができた。これらの力の定数をCsUFと同結晶構造を有するCsNpFおよびCsPuFに転用し、各々の基準振動数を推定した。波動ベクトル零における結晶振動を取り扱う本解析法は光学活性格子振動を帰属するだけでなく、低温測定で得られる電子吸収スペクトルの振電構造を説明するのに有用であることがわかった。
大和田 謙
Spectrochimica Acta, Part A, 45(11), p.1137 - 1143, 1989/11
ペロブスカイト型KNiF構造を仮定して、高温超伝導体の基本物質であるランタン銅酸化物(LaCuO)の光学活性格子振動(フォノン)の解析を行った。この解析結果に基づいて、これまでに観測されたすべての赤外・ラマン吸収帯を分子内銅-酸素(Cu-O)振動および光学活性格子振動(La…CuO)に帰属することができた。また、原子価力場を仮定して、銅-酸素結合およびランタン-酸素結合に関する力の定数を得ることができた。結晶振動を取り扱う本解析法は、LaCuOの第一ブリルアン・ゾーンの中心(零波動ベクトル)における光学活性基準振動を帰属するのに有用であることがわかった。
大和田 謙
Spectrochimica Acta, Part A, 35A(11), p.1283 - 1288, 1979/00
硝酸ウラニル錯塩、UO(NO)・6HO,UO(NO)(NO)(NH),KUO(NO)F,KUO(NO)(CN)の赤外線スペクトルを4000~30cmの波数範囲で測定した。2,3の補正項を含む原子価力場を仮定して基準振動の解析を行い、これにもとづいて各錯塩の骨格振動の帰属を行った。その際、各錯塩のU=0,U-NOおよびU-L(L=HO,NH,F,CN)結合に関する近似的な力の定数を得た。また、錯塩中のU=0結合に及ぼす配位子の影響(配位子効果)を調べるため、U=0結合における1n-分子軌道の重なり積分を計算し、これとU=0伸縮振動の力の定数との関係を検討した。
大和田 謙
Journal of Chemical Physics, 58(10), p.4051 - 4055, 1973/10
被引用回数:2-KUF結晶の赤外スペクトルを4000~30cmの波数範囲で測定した。先ず、カリウム原子を無視した無限鎖状構造(UF)を仮定して、光学活性なウラン-フッ素(U-F)格子振動の解析を行った。その結果、観測された8本の吸収帯のうち6本(1000cm以上)はこのモデルの解析によってU-F格子振動に帰属された。更に100cm以下の低波数側に観測された2本の吸収帯を説明するために、カリウムイオン(K)とUF)との相互作用を検討した。又U-F結合及び非結合F・・・Fについての力の定数が得られ、前者はU-F原子間距離との関連において議論された。
大和田 謙; 曽我 猛
Spectrochimica Acta, Part A, 29, p.843 - 850, 1973/00
八三酸化ウラン(UO)の赤外吸収スペクトルの試験的な帰属をUOおよびUOの2つの無限六方晶構造を仮定して行った。その結果、波数範囲4000~90cmで観察されたすべての赤外活性な吸収帯は上の2つのモデルの仮定によって良く説明されることが分った。更にUOにおける光学活性なウラン-酸素格子振動の解析を行い、ウラン-酸素結合に関して近似的な力の定数を得た。
大和田 謙
Applied Spectroscopy, 22(3), P. 209, 1968/00
抄録なし
B.N.Brockhouse*; M.Sakamoto*; R.N.Sinclair*; A.D.B.Woods*
A.P.S.1960 Summer Meeting in the West,Montreal,Canada,Jun.15-17, p.0 - 0, 1960/00
抄録なし